(船舶) 世界の帆船模型展 開国前夜の横浜

今日は、好天に恵まれ涼しく感じました。
2日前の鉄道模型展に変わり、本日はJR桜木町駅から徒歩5分、帆船「日本丸」が係留されている前にある「横浜みなと博物館」(西区)へ。
今日から今月17日まで「世界の帆船模型展」(第40回記念展)が開かれるので、興味もあり参加してきました。
昨日の朝日新聞の横浜版で「ジオラマで見る開国前夜の横浜」という記事が載ったのが切っ掛けでした。

かのペリーが1854年3月に、9隻の黒船で来航。当時の横浜村(現在の中華街から元町を中心に広がっていた)で5度にわたり交渉の結果、3月31日に日米和親条約が締結され、日本が開港に向けて歩み始めた歴史があります。
そこで、横浜帆船模型同好会(114名)が40回目の模型展に合わせて、2年かけて1854年3月の一場面をジオラマに制作された由。
ジオラマの大きさは畳1枚分(縦90cm、横180cm)。遠近法を用い、手前の船は400〜500分の1、奥の陸上部分は700〜1000分の1で再現。
お聞きすれば、会員の方は殆ど船舶に従事されていたプロの集団だとか。ペリー艦隊は米国に残る設計図を基に制作、幕府の和船は江戸時代の図録等を参考に。その他陸上部分の詳細は資料館等でチェックされた由。
歴史上の出来事を、問題点をクリアーして再現されたジオラマに見惚れました。
鉄道、帆船の知識が、思い掛けずに吸収できたのは何かの縁と言うものでしょうか。
会場には、帆船模型愛好家のメンバーが制作された約80点超の作品が展示されていました。少し込み入った帆船模型を制作するには、2,3年を要するとのことでした。
制作するには、今はやりの3Dプリンターが活躍しているそうです。
素晴らしい制作品の中、数点を掲載します。

趣味には色んな分野がありますが、今日も刺激的な雰囲気を味わって来ました。