(船舶)「ちきゅう」 地球深部探査船就航10周年イベント

今朝早く、横浜港の会場へ。
早朝から快晴で日中は暖かいとの予報。楽しみにしていたイベント!
赤レンガ前から連絡バスで、本牧ふ頭へ。
案内書などによれば、”「ちきゅう」(本船)は2005年に完成し、世界最高の掘削能力(海底下7,000m)を持つ地球深部探査船であり、今まで人類が到達できなかったマントルや巨大地震発生帯への掘削が可能になった。本船は、国際深海科学掘削計画(IODP)の主力船として、巨大地震発生のしくみ、生命の起源将来の地球規模の環境変動、新しい海底資源の解明など、人類の未来を開くさまざまな成果をあげることをめざしている”との説明があります。

本船は、国立研究開発法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC)(所管 文部科学省)が所有する船舶であり、本日は今年で就航10周年に当たり、そのイベントとして開催されたものです。

 「ちきゅう」の主な仕様

・船級 NK(日本海事協会)・航行区域 遠洋(国際) ・全長 210m ・幅 38m 
・深さ 16.2m ・全高(海面から) 121m  ・全高(船底から) 130m ・喫水 9.2m 
・総トン数 56、752t ・最大速力 12ノット ・推進方式 ディーゼル電気推進 
最大搭乗人員 200名  ・航続距離 約14,800海里(満載状態、10ノットにて)

・起工日 平成13年4月25日・進水日 平成14年1月18日・引き渡し日 平成17年7月29日

私は、元来文系であり、理系の「地質学」の知識を殆ど持たない門外漢ではありますが、いまだにこの齢になっても、一応なんでも機会があれば、「見て、感じて、知る」感触が大事だと思って、今回近年あることがご縁で親しくさせて頂いている知人(極めて緻密かつ博識な御仁)からお誘いを頂き、ご一緒した経緯があります。
今回の見学で、海洋・地球・生命の知識の一端に触れることができたのは、喜びでした!が、専門的な分野が多いので、現地で購入した書籍等を読んで知識を得たいと思います。
本船の設備が充実しているようですが、日進月歩の技術革新があるので、機材の取り換え、更に常に巨額に掛かる機材のメンティナンスが必要とすることも判りました。今後の業務が益々進展さることを期待したいものです。また機会があれば、見学したいと思いました。
今日は、大変お世話になりました!


8時45分受付開始 連絡シャトルバスが本牧ふ頭迄送迎! (赤レンガ前集合)                       
本牧ふ頭で

掘削やぐら(デリック)(海面からの高さ121m)  観光船から撮影
操舵室


東北地方太平洋沖地震の究明に使用した「コアビット」(鋼鉄製の刃先)

ライザーパイプ (パイプの中に、特殊な「泥水」を充填し、掘削に使用)
デリック下の装置
  観光船から撮影